■福岡県出身、会社員です。
うつ的傾向が強く、周りから怒られたり、嫌がられたり、否定されたりするのを特に嫌い、仕事も一人で抱え込んでしまうことが多かった。
怒られる原因の失敗を恐れ、条件反射的に何事も責任を負いたくないという思いが強く、このため行動は逃避的となり、心身ともに疲れがたまりやすく、極度に気力減退し、極度のうつ状態となる。
忙しい時や仕事が立て込んでいたりすると、不安になり体調が悪くなることが多かったが、このような時、周りの人は元気に振舞っているのにどうして自分だけがとの思いが強かった。
「周りの人も全く同じである。あなたの観察力がないだけである。」と指摘していただいたが、確かに周りの人も風邪とか色々な理由をつけて休暇を取っていることに気づかされ、独り善がりな考え、勝手な思い込みが多いことを思い知った。
また、自分はあまり欲望がないと考えていたが、少なくとも上司に怒られたくないという消極的な欲求があることに気づいた。
昔から周りの人に迷惑をかけたくないという意欲は強かったように思う。
不安感や恐怖感で一杯だったが、自分の欲求にまで思いをめぐらせるようになったと思う。
また、「上司から依頼された仕事は完璧にこなさなければならない。
後輩より優秀でなくてはならない。後輩が自分の上になることは何としてもいやだ」との認識があったが、すべて認識の誤りであると気づいた。
不安感や恐怖感が強いときでも、そのままなすべきことをしていく中で気持ちが流れることも体験できた。
ところで、世の中には、手先の器用な人と不器用な人がいますす。
不器用な人は本人の努力である程度カバーできる面もありますが、やはり限度があります。
私の個性も基本的には器用・不器用と同じ次元のものであると思います。
その家に先祖代々伝わる気質で本人の責任というより遺伝的要素が強いのです。
したがって、これらの個性(症状)は治るとか、無くなるというものではありません。
個性・症状は治らないし、治すべきものでもない。
症状と一体になって行動することが自然に服従した生き方であると思います。
治らないからこそ実生活を少しでも充実させるための
行動が必要です。
これによってのみ症状を問題にしない人間になれると思います。
自分の弱さや醜さを良く自覚し、隠すのでなく、さらけ出し、恥をかきながら行動の幅を広げていくしかありません。
うつ傾向の強い時は、決して無理をせず、服薬しながら、苦痛をできる範囲で我慢し、恐怖を突破し、自分のできることに少しづつ手を出していくしかありません。
何事も実際の行動が重要であって、実際を離れた抽象的な理論や言葉では役に立ちません。

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